英語学習方法

オーストラリア英語のアクセントがわかる映画14選!(歴史や文化まで)

オーストラリア人の話す英語がよくわからない!?

オーストラリア人の話す英語は、イギリス英語と微妙にアボリジニの言葉が混じった特有のアクセントや単語、スラングがあり、「オーストラリア・イングリッシュ」、または「オージーイングリッシュ(Aussie English)」とも呼ばれています。

アメリカ英語を学習してきた日本人にとってはちょっと聞き取りにくく、オーストラリア英語が苦手だと感じる人も多いでしょう。

わたし自信もオーストラリアに6ヶ月滞在した経験があり、ファームステイやロード・トリップをしながら触れ合うオーストラリア英語に最初はとまどいました。

オージー映画をつかった英語の学習は、オーストラリアの大自然や文化、アボリジニや移民の歴史まで勉強することができます。

この記事では「オーストラリア英語」のアクセントの聞き取りと、オーストラリアの歴史や文化を知りたい人むけに、オーストラリア英語が聞ける映画を厳選して14作品紹介します。

ぜひ動画をつかったオーストラリア英語の勉強の参考にしてください!

アトリ
アトリ
映画の制作年代が古い順に紹介しています。

クロコダイル・ダンディ(Crocodile Dundee)1986年

クロコダイル・ダンディ(Crocodile Dundee)』は、オーストラリアの自然の中で暮らす男性のはちゃめちゃコメディ。

オーストラリアのブッシュでクロコダイルに襲われても生還した豪傑な男性マイケル・J・クロコダイル・ダンディー(通称ミック)。

奇想天外な話に興味をもち、オーストラリアに取材にやってきた新聞記者スーは彼を大都会NYへ連れて行くことにしますが。。

アトリ
アトリ
3作品ともミックの豪快な野生エピソード、、これぞオーストラリア!が楽しめる映画です。主人公のポール・ホーガンは訛りの強いオーストラリア英語を話しています

プリシラ(Pricilla)1994年

プリシラ(Pricillay)』は、オーストラリア・シドニーの3人のドラッグ・クィーンによるロード・ムービーです。

オーストラリア大陸の中心の街アリス・スプリングのショーにでるため、バス『プリシラ号』に乗って旅するミッチ・バーナデッド、フェリシアの3人。

途中アボリジニと交流したり、ひょんなことから旅の仲間も増えますが、さまざまなトラブルが発生します。。

70年代のディスコ・ヒット・ソングと、砂漠と、鮮烈な印象のコスチュームが鮮烈!彼らに対する差別や偏見、、強烈に心にやきつく作品です。

ミュリエルの結婚(Muriel’s Wedding)1994年

『ミュリエルの結婚(Muriel’s Wedding)』は、ひとりの冴えなかった女性が本当の幸せを見つけるストーリーです。

内向的でぽっちゃり体型のミュリエルは、何をやってもうまくいかない女の子。結婚すれば何かが変わると考え、理想の結婚相手を探しにシドニーへ向かいますが。。

アトリ
アトリ
映画全体をとおしてABBAの名曲がいい感じに流れています。オーストラリア感も友情も感じられる、コメディというよりちょっと重めの映画です

裸足の1500マイル(RABBIT PROOF FENCE)2002年

裸足の1500マイル(RABBIT PROOF FENCE)』は、オーストラリアの『盗まれた世代』の実話をもとにしたアボリジニの子どもたちの90日間の旅を追った映画です。

盗まれた世代(Stolen Generations)」とは、1869~1969年のオーストラリアで、白人男性とアボリジニ女性との間に生まれた混血の子供たちをアボリジニの母親から隔離し、白人文化と同化させるための政策でした。

1931年西オーストラリアのジガロング、アボリジニ混血児の寄宿舎に強制収容された14歳のモリーと妹の8歳のデイジー、従妹の10歳のグレイシー。3人は脱走し、ウサギよけのフェンスだけを頼りに1500マイル(2400km)離れた母の元に帰ろうとするが。。

アトリ
アトリ
わたしはオーストラリアバックパッカー旅の途中で白人男性側からの話をききました。それは日本人女性の私には聞くに耐えない話でした。。映画に映し出されるオーストラリアのどこまでも続く荒野と3人の強さに圧倒されます。オーストラリアへ長期滞在する予定があるなら『アボリジニと白人社会の問題』の予習として観ておくべきです。

ケリー・ザ・ギャング(Ned Kelly)2003年

ケリー・ザ・ギャング(Ned Kelly)』は、19世紀のオーストラリアに実在した伝説的人物、ネッド・ケリーの半生を描いた伝記映画です。

イギリスからの犯罪者の流刑地として開拓史がはじまったオーストラリア。

ネッドの父は犯罪によるアイルランド系流刑者で一家は不当な差別をうけていました。無実の罪で投獄され、出所後もさまざまな迫害をうけます。ネッドは「ケリー・ギャング」の異名をとる強盗(義賊)になっていました。。

オーストラリアの流刑者への差別は非常に根が深く、移民同士の軋轢が生じていました。当時は男性は銃犯罪者が流刑され、特にアイルランド系流刑は差別されていた歴史があります。女性流刑者への差別を描いた『ナイチンゲール』も参照ください。

アトリ
アトリ
主役の故ヒース・レジャーをはじめ、ジョエル・エドガートン、ナオミ・ワッツ、ジェフリー・ラッシュなどオーストラリア俳優共演しています

ウルフクリーク/猟奇殺人谷(Wolf Creek)2004年

ウルフクリーク/猟奇殺人谷(Wolf Creek)』は、オーストラリアで実際にあった猟奇殺人事件を元にしたサイコ・ホラーです。

オーストラリアをバックパッカーで旅するイギリス人のリズ、クリスティとオーストラリア人のベンの3人。ウルフ・クリーク・クレーターで車が故障していたところへ現地人のミックという男性に助けられますが。。

オーストラリアでバックパッカーの旅をしていた時、宿泊先のファームのオーナーから「この映画を観て、気持ちを引き締めてこれからも旅して」とすすめられて観ましたが。。怖かった!

※英語版バーションです。日本語訳ではないのでご注意ください↓

アトリ
アトリ
オーストラリアって本当に優しくておおらかな人が多く、人の好意にお世話になることも多いのです。でも用心することが大事だと気付かされます。

オーストラリア(Australia)2008年

オーストラリア(Australia)』は、オーストラリア開拓時を舞台にしたアドベンチャー・ロマンス映画です。

1939年ロンドンから夫を訪ねオーストラリアへやってきたレディ・サラだったが、夫は殺されていた。夫の牧場に残った牛1500頭をダーウィンで売却するためにサラと現地オーストラリア人ドローヴァーが旅にでますが。。

アトリ
アトリ
主役のニコール・キッドマンもヒュー・ジャックマンも、オーストラリア人俳優です

ソウル・ガールズ(The Sapphires)2012年

ソウル・ガールズ(The Sapphires)』は、60年代に実在したアボリジニ初の女性ボーカルグループ、「サファイア」を描いた(ラブ)ストーリーです。

1960年代のオーストラリア・アボリジニのゲイル、シンシア、ジュリーの姉妹と後にくわわったケイは、ソウルを歌うガール・グループ「ザ・サファイアズ」としてベトナムのアメリカ軍を慰問する仕事につくことになるが。。


歌がいい!全体的にはラブ・ストーリーです。でもアボリジニの子供たちを両親から隔離する政策「盗まれた世代(Stolen Generations)」(1869~1969年)で両親から隔離されたケイ、ベトナム戦争などの歴史の闇もみえてきます。

ドリフト(Drift)2013年

ドリフト(Drift)』は、1970年代にサーフビジネスを創設した兄弟の実話をもとにした青春映画です。

母親と海辺の街で暮らすアンディとジミーの兄弟。12年後、弟の地味ーは地元で有名なサーファーになり、やがて兄のアンディと一緒にサーフショップを開くことに。。

オーストラリア三大サーフブランド老舗、BILLABONG(ビラボン)・QuickSilver(クイックシルバー)・リップカール(RIPCURL)。私もボディボードしていたのでこれらのブランドにはお世話になりました。

アトリ
アトリ
オーストラリア海岸の海と波がこれでもか!と見れる映画です。サーファーは必見。

あまくない砂糖の話(That Sugar Film)2014年

『あまくない砂糖の話(That Sugar Film)』は、60日間毎日スプーン40杯分の砂糖を摂取するチャレンジを追ったドキュメンタリー映画です。

オーストラリア人の俳優デイモン・ガモーが自ら監督・実験台になり、「砂糖を摂取し続けると人体にどのような影響を及ぼすのか」を検証した作品。

食料品メーカーのタブー、砂糖の危険性と依存性について


この実験ガモーの体におこった変化を見ると(脂肪肝の発祥、糖尿病の危険、精神面の無力感など)私も砂糖ひかえなきゃと思わされます。

アトリ
アトリ
「砂糖やめたい!でもやめられない!」という人は必見。

リベンジャー 復讐のドレス(The Dressmaker) 2015年

リベンジャー 復讐のドレス(The Dressmaker)』は、オーストラリアの小説家ロザリー・ハムの同名小説を映画化したサスペンス・コメディ映画です。

1950年代のオーストラリアの田舎町、10歳のときに殺人の容疑をかけられ街を離れたティリー。ドレスメーカーとなって25年ぶりに町へ戻ってきたティリーは母親と和解し、町の女性たちを美しいドレスで変身させます。しかしそれは昔の復讐をはじまりでした。。


主役ケイト・ウィンスレットのムチムチ美女ぶりと、50年代ファッションに惚れ惚れします。!ケイトはイギリス人女優ですがオーストラリア英語で話してます。

Lionライオン~25年目のただいま(Lion)2016年

Lionライオン~25年目のただいま(Lion)』は、オーストラリアで養子として育ったインド人男性が、Google Earthを頼りに25年ぶりにインドの母と兄を見つけ出すという、実話をもとにしたヒューマン・ドラマです。

5歳のときにインドで迷子になったサルーはオーストラリア・タスマニアの優しい夫婦に引き取られオーストラリアで育ちます。大人になり自分が迷子だったことを思い出したサルーはGoogle Earthをつかって故郷を探し始めますが。。


義母役のニコール・キッドマンが無償の愛を捧げる母を演じきってます。主人公がむかえるクライマックスとエンドロールに胸が熱くなります。

ナイチンゲール(The Nightingale) 2018年

ナイチンゲール(The Nightingale)』は、植民地時代のオーストラリアで差別をうけていたアイルランド人女性の復讐劇です。

1825年盗みで流刑囚となったアイルランド人のクレアは、流刑地ヴァン・ディーメンズ・ランド(現在のタスマニア)でその美貌と歌声で、英国軍ホーキンス中佐に囲われていました。

夫と娘をホーキンス将校らに殺されたクレアは、アボリジニのビリーを現地の案内役に頼み復讐を決意する。。

 

この映画の流刑地が『タスマニア』ということと、主人公の女性が『アイルランド系女囚」ということがポイントです。

当時のタスマニアはアボリジニと白人植民人との戦い(ブラック・ウォー)があり、アイルランド系女囚は当時のオーストリア社会で最も低い地位に差別されていました。

マッド・マックス(Mad Max)シリーズ 1979年~

『マッド・マックス(Mad Max)』は、オーストラリアが誇る近未来を舞台にしたアクション映画です。

ジョージ・ミラー監督と主演メル・ギブソンは共にオーストラリア出身。両者の出世作品にもなり後にシリーズ化されました。(4作目はマックス役がトム・ハーディに変更)

荒廃した近未来に凶悪な暴走族と闘う警察官たち。友人、妻、こどもを殺された警察官マックスが復讐を誓う。。

アトリ
アトリ
『マッド・マックス』はアメリカ英語ですが、オーストラリアを代表する作品ということで紹介しました。またオーストラリア英語を話すオリジナル・バージョンというものが存在しています。(スペシャルエディション)

オーストラリア英語の特徴とは?

オーストラリア英語の映画をみて、、「あれ?特になまってなくない?」という感想をもちませんでしたか?

オーストラリア英語のなまりは、大きく3つに分類されています。

  1. Broad:典型的な訛りの強いオーストラリア英語がこれ。一番わかりやすいのが『クロコダイルダンティ』のポール・ホーガン。
  2. General:オーストラリアで最も一般的に話されている英語。ヒュー・ジャックマン。
  3. Cultivated:ほとんどなまりがなく、イギリス標準発音(RP)、アメリカ北部の発音とにています。ケイト・ブランシェットやジェフリー・ラッシュ、ニコール・キッドマンに代表されます。

オーストラリア英語のアクセントで一番特徴的なのが”a”のアクセントで、”a”を「エ」と発音します。例 Day(デイ)→ダイになる

また、「Mate(メイト:仲間)」や、「Thank you=Ta(タ)」などのスラングも最初は戸惑いますが、基本的にアメリカ英語、イギリス英語と大きな違いはありません。

まとめ

以上「オーストラリア英語のアクセントがわかる映画14選」の記事を紹介しました。

この記事で紹介したオーストラリア系映画をまとめます。

オーストラリア英語のアクセントがきける映画9選
  1. クロコダイル・ダンディ(Crocodile Dundee)1986年~
  2. プリシラ(Pricilla)1994年
  3. ミュリエルの結婚(Muriel’s Wedding)1994年
  4. ウルフクリーク/猟奇殺人谷(Wolf Creek)2004年
  5. ドリフト(Drift)2013年
  6. あまくない砂糖の話(That Sugar Film)2014年
  7. リベンジャー 復讐のドレス(The Dressmaker) 2015年
  8. Lion/ライオン~25年目のただいま(Lion)2016年
  9. (マッド・マックス)1979~
オーストラリアの開拓・移民が関連する映画3選(時代背景順)
  1. ナイチンゲール:1825年の時代設定
  2. ケリー・ザ・ギャング(Ned Kelly):1855年 – 1880年11月11日の人物
  3. オーストラリア(Australia):1939年の時代設定

アボリジニが関連する映画2選
  1. 裸足の1500マイル(RABBIT PROOF FENCE):1931年の時代設定
  2. ソウル・ガールズ(The Sapphires):1960年代~

オーストラリアでワーキングホリデー、留学、移住を考えいているなら、これらの映画を観ておくことをおすすめします。

オーストラリア英語だけでなく、大陸の広大な自然や、歴史や文化を知ることができます。特にアボリジニと移民の歴史は知っておいたほうがいいです。

これからも「オーストラリア映画の学習におすすめの映画」を見つけ次第、追記させていただきます。

この記事で紹介した映画は、以下の動画配信サービスで見れる作品が多いため、動画をつかった英語学習をするならいずれかの登録をおすすめします。

Amazon Prime Video(アマゾン・プライム・ビデオ)
Hulu(フールー)
U-NEXT(ユーネクスト)
Netflix(ネットフリックス)
Desney+(ディズニー プラス)

英語学習におすすめの動画配信サービスについては、こちらの記事を参考にしてください。

【英語学習にどれがおすすめ?】動画配信サービス(VOD)5社を徹底比較!「英語学習におすすめの動画配信サービス(VOD)が知りたい!」英語学習に便利な機能を持つHulu、Netflix、Amazon プライムビデオ、Desney+、U-NEXTを徹底比較。自分にはどのサービスがむくか、どんな学習ができるか、メリット・デメリットや特徴を比較しながら、わかりやすく紹介します。...

この記事がお役にたてば嬉しいです。アトリ

ABOUT ME
あとり
こんにちは!あとりです 『英語は海外に住んでいるだけでは上達しない』を体現するイギリス在住者 / 英語難民10年以上 / 長年の失敗から学んだ 英語学習の近道を発信 / こんどこそ英語が話せるようになりたい、世界で仕事をしたい、海外暮らしをした!という人を応援しています♪