・TESOLってどんな資格?
オンライン英会話の講師資格の欄で「TESOL(テソル)」という言葉を見かけるようになりました。
はたしてどんな資格だろう?とちょっと疑問に思っていませんか?
この記事では、TESOLとはどんな資格なのか?また他の英語教授資格であるTEFL・TESL・CELTA・DELTAとの違いを しっかり、わかりやすく紹介します。
「自分の英語講師がどんな資格をもっているのかな?」と確認したいときに役立ちます!
記事を書いているのはイギリス在住10年のあとりです。TESOL資格を取りたい人や、講師がどんな資格をもっているのか知りたい人に役立つ記事です
TESOL(テソル)とは?
TESOL(テソル)とは、
”Teaching English to Speakers of Other Languages”の略で、日本語訳では「英語が母国語ではない人向けの英語教授法を習得する学習プログラム」。
イギリスでTESOL保持者といえば、留学生や移民にたいして英語を教えている講師たちのイメージです。
世界中の認定機関で、さまざまな学習プログラムが受けられるため、国際的な英語講師評価指標としての需要がたかまっています。
オンライン英会話では、講師がすべてTESOL資格保持者としているサービスもあり、講師の英語指導スキルを測るうえで重要な指標になっています。
TESOL資格講師はどんなことができるの?
TESOLの学習プログラムを終了した講師は、一定水準以上の英語教育知識があることを証明しています。
TESLは 実は他にも「学位」と「コース終了認定証)」に分けられた さまざまな種類があり、習得方法も難易度もかなり違います。
「学位(Degree)」は、大学で専攻して学士をとる、大学院の修士課程で修士号・博士号をとる、大学が設けているディプロマ(職業教育課程)コースをとる、などがあります。
TESOL学位はイギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、インド、フィリピンなどがコースが充実しています。
日本でこのTESOL学位が取れるのは、筑波大学・上智大学・立命館大学・神田外語大学・立教大学・東京外国語大学など。
「コース修了認定証(Certificate)」は、短期間(1ヶ月~8週間程度)で取得可能な語学学校やオンラインスクールで取得でき、安い学費が魅力です。
プログラムは 認定機関によって実にさまざまで、1年かけてじっくり学ぶコースもあれば、40時間ほどのオンラインコースで取れるものまであります。
「TESOL資格保持者」とひとくくりに考えないようにしましょう!
【TESOLで学ぶおおまかな内容】
・第二言語習得理論
・プランニングスキル
・言語スキル
・マネジメントスキル
・プレゼンスキル
・英語の評価方法
・異文化理解
・教材の選び方
…このように実に多くのことを学びます!
また、自らがTESOL等の資格を有することで、世界に通用する英語講師になることができます。
TEFLとTESOLの両方の資格証明書は、英国公認のラーニングセンター https://tefl-tesol-certification.com のオンラインコースに合格することで取得できます。
TEFL(テフル)・TESL(テスル)・CELTA(セルタ)・DELTA(デルタ)とは?
TESOL(テソル)の他に 英語教授資格には「TEFL(テフル)、TESL(テスル)、CELTA(セルタ)、DELTA(デルタ)」があます。
これらの名称も最近よくみかけるようになりました。
違いをわかりやすく紹介します!
TEFL(テフル)とは?
TEFL(テフル)とは
”Teaching English as a Foreign Language”の略で、非英語圏(英語が母国語ではない人)に対する英語教授法です。
え?TESOL(テソル)と同じじゃない?
混乱しますが、「どこで英語をおしえるか?」の違いと考えればOK!
TESOL(テソル)は 大まかに言うと アメリカやイギリス、カナダなど英語圏の国で英語を母国語としない人に英語を教える資格。
対してTEFL(テフル)は日本や中国、韓国、ベトナムなど非英語圏の国で 英語を母国語としない人に英語を教える資格ということになります。
TEFLは英語講師を目指すなら、かなり有利な資格といえます。ちなみに【TEFL Job】で検索するとすごい数の仕事紹介が見れます。
TESL(テスル)とは?
TESL(テスル)とは、
”Teaching English as a Second Language”の略で、英語が母語ではないものの第二公用語になっている国での英語教授法です。
例えば、TESLをもっている講師なら、インドやフィリピン、シンガポールなどの国の人に英語を教えるのに向いた学習プログラムを受けていることが証明されます。
CELTA(セルタ)・DELTA(デルタ)とは?
CELTA(セルタ) と DELTA(デルタ)と は、
イギリス名門校であるケンブリッジ大学が認定する「英語を母国語としない大人に対する英語教授法」です。
CELTAってなに?
CELTA(Certificate in English Language Teaching to Adults)はケンブリッジ大学が認定している「英語を母国語としない人への英語教授法」です。
コースを終了するとケンブリッジ大学が認定した「サティフィケート(修了証)」を受領することになります。
「英語教授の国際資格」ともいえる、世界的にこの資格を持っていれば有利とされる 非常に 有名な資格です。
DELTAってなに?
DELTA(Diploma in English Language Teaching to Adults)も、ケンブリッジ大学認定の英語教授資格です。
DELTAは、ケンブリッジ大学が認定した「サティフィケート(コース終了証)」より上位の 「ディプロマ│Diploma(専門士)」が取得できるのが大きな違い。
さらに資格取得の条件に「最低2年の英語教師としての実務経験がある」ことが課せられていることからCELTAより難易度が高めです。
TESOL、TEFL、TESOL 比較表
▼TESOL、TEFL、TESLの基本情報を表にすると、違いがよくわかります。
TESOL(テソル) | TEFL(テフル) | TESL(テスル) | |
---|---|---|---|
正式名 | Teaching English to Speakers of Other Languages | Teaching English as a Foreign Language | Teaching English as a Second Language |
内容 | 英語圏および英語圏以外の国での英語講師 | 英語を母国語としない国での英語講師 | 英語を母国語とする国の国内での英語講師 |
どんな人に教えるのか? | 英語を母国語としない人に英語を教える | 母国で英語を話す機会がない人に英語を教える | 第一言語が英語ではない人に第二言語としての英語を教える |
証明書でどのような道がひらけるか? | 世界共通 | 日本、中国、韓国、ブラジルなど、英語が母国語ではない国で英語を教える | インド、フィリピン、シンガポールなど、英語が第二公用語の国で英語を教える |
まとめ
以上「【世界共通の英語教師資格】TESOL・TEFL・TESL・CELTA・DELTAの違い」について紹介しました。
あなたの英語講師は、これらの資格保持者でしょうか?
もしこれらの資格をもっていたら、私たちに教えるための基本的な英語教授法を理解している講師だということになります。
オンライン英会話サービスで、あなたの英語力を伸ばしてくれる有能な講師に出会えることを願っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。あとり
本当におすすめできる オンライン英会話リスト